フェラーリのペン・コレクションはオフィシャル契約をしているメーカーから出ているものが大半をしめる中、フェラーリ純正(Idea製)のボールペンが、日本発売されている。
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見るからにフェラーリ好きにはたまらない紅色のボディと車体の一部をモチーフにしたデザイン。
SFエンブレムの刻印がイエローでないシンプルさがニクイ程にサマになっている。材質が記載されているわけではないが、やはりアルミ製なのだろうか。
刻印されたエンブレムがSFになっているところを見ると、スクーデリア・フェラーリ レーシングチーム
F1ファンに向けとみた。フェラーリ・オーナーとファン向けならば跳ね馬だけの刻印で、車種を記したものはそのユーザ向けのグッズだと見分けている。


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(IDEA製はフェラーリ社が自らプロデュースし販売を手がける純正アクセサリー) |
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使用感を書き添えると、このペンを使い出した頃はペンのボールがしっくりこなかったが、インクがボールになじみ出すと書き味もなかなかいい。ボディ塗装にややムラがあるのがまたいい味が出ている。ハンドメイドではなさそうだが。ボディラインが個性といいましょうか。男が赤を持てるのはフェラーリならではと思う。外観から見る以上に重量感がある。ポケットに刺すのは避けておいた方がよさそうだ。ピストン部を押すとペン先が出てくる。書く用がない間もカチャカチャしていたくなる。手にしているだけで時間が過ぎていった。
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手元部分は、エアーインテーク(吸気孔)をモチーフにしている。上部のプッシュ部分は、ピストンを模っているフェラーリ純正・ボールペン(クリアーケース入) |
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ペンはクリアーケース入りで、カバンにそのまま入れて持ち運ぶのもよしだが、出し入れを考えるとファスナーであって欲しかった。おそらくディスプレイ用に設計されているのだろう。 |
ケースの上部にはグレーの丸キャップが付き、下部の底部は、ペン先を安定させる為のスポンジが付いている。確かにペンがケースの中でゴロゴロしないようにとあって考えたものだ。
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尚もスポンジの表面が凹になっている為、ディスプレイした時にペンが真っ直ぐ立つ。さすが(Idea製)だけあってグッズの装飾を施しているのだろう。
しかし、ペンとしての実用性を考えた時は海外製とあって替芯が難点になる人も多いに違いない。一般のペンは替芯も文具店などで容易に入手可能なメーカーもあるが、メーカー自体も純正にこだわるユーザ向けに正規品の替芯を別売で備えているメーカーもある。
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また、備えを持ち合わせていない品を取り扱う場合には、販売店は種類別に替芯を合わせ、同一規格ではないが適応メーカーはこれですと開示するなどの対応をしている様子もうかがえる。店側としても替え芯を聞かれた際に、まさか“さァ?”とは言えない時代だけに取扱時には苦労が尽きないようだ。
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では、フェラーリのペンとなるとどうだろうか。実用性よりもコレクション性が高く、どのメーカーの替芯と合うなど記載されたものが付属されているわけでもない。それでも許してしまうのはフェラーリだからという説になる。次なる製品はカーボン製だとウワサをしているが、いかがなるものか。

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ペン先の開閉はピストンがそのままモチーフになったプッシュタイプ。外観の赤という派でさはあるものの、渋い紅色の光沢感とツヤ消しのコントラストがスタイリッシュだといわれる。ホメ言葉として受けとめている。フェラーリファンが注目する純正ペンとあって、ファンじゃない男でもプレゼントされたいと思う一品だ。貰うと嬉しいだろう。そこのお嬢さんたち、彼も慶びますよ。しかし、あえて言うならこれがアルミケースに入っていたら満天かと。いや、フェラーリファンにとっては赤いレザー製のペンケースがいいだろう。そこはオプションで揃えることにしよう。 |
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